2009年04月05日
『馬は骨折するともうおしまい、治らないので死ぬしかない』という認識はわりと多くの人が持っているようです。
しかし、実はむしろ馬の骨は治りが良く、何度骨折しても治せるのだそうです。
『馬は骨折すると死ぬしかない』というのは、競走馬が骨折した場合安楽死させられるケースがある事から来たイメージなのでしょう。
何故安楽死させるケースがあるかというと、
手術費用や、あの重い体、骨折したら体勢を変えられない(同じ姿勢だと床ずれを起こす)ので寝る事も出来ない、立たせるにしても骨折した足をカバーするには体重がかからないように上から吊り下げたベルトで固定し支える……など、治療に莫大な費用がかかる上、
治ってもどうしてもレースのタイムに影響が出てしまい、1分1秒を争う競馬の世界では不利になります。
ほかにも様々な理由があるかと思いますが、悲しいかな競走馬としての復帰が難しく安楽死という運命をたどってしまう事もあるのです。
野生の世界も厳しいですが競走馬の世界も厳しいものなのですね。
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