猫が日本に連れてこられた理由


2009年05月22日

ネズミの被害で困った事ありますか?
ネズミの歯は伸び続けるため、何かを齧ってすり減らそうとします。
そのため家の柱や梁、電気が通っているケーブルなどを齧られる被害が出る事があります。

昔の人もねずみの被害には困っていました。
紀元前の中国(前漢の時代)の記録にもネズミの被害に困っていたという記述があります。

そんな困ったネズミを撃退する効果絶大な方法があります。
それは、猫。
ネコを飼うとコウカテキメン。ねずみはあっさり居なくなります。

昔の人もその事を知っていて、穀物など大切な物をネズミに齧られないように猫を飼っていました。
その結果、病気の媒介となるネズミが減り伝染病の予防にもなりました。

猫は元々中東あたりに生息していましたが、大切な書物をネズミの被害から守るために国から国へ渡ってきました。
特に仏典を守るために貨物船に猫が載せられ、日本でもネズミ避けとして重宝されました。

一見、人間の言う事を聞いて番犬にもなる犬と違って猫はなんの役にも立たなさそうですが、
意外と昔から益獣として
人間は猫に助けてもらってたんですね。



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