2009年07月11日
 
 
サケ。シャケともいいますね。 
ムニエルにして良し、塩漬けを焼き魚にして良し、焼きジャケをおにぎりの具にしてもうまい、あの鮭です。 
寿司のネタやクリームシチューにしてもいいですね。 
卵のイクラもまたおいしい。軍艦巻きはもちろん、イクラ丼なんて最高です。
  
ところで。 
鮭の身が赤い(サーモンピンク?)事から、鮭はマグロやカツオと同じ赤身の魚だと思われがちですが、実は鯛やカレイと同じ白身魚です。 
白身魚と赤身の魚の違いは、筋肉。 
白身の魚は速筋が発達しており、赤身の魚は遅筋が発達しています。
  
速筋は陸上短距離走選手に多い筋肉で、瞬発力型。 
遅筋は陸上長距離走選手に多い筋肉で、持久力型。 
いわば鮭は短距離走選手です。
  
赤色の正体は『ミオグロビン』という色素たんぱく質。代謝に必要な酸素を貯蔵する役目があります。 
筋肉が赤色なのはこのミオグロビンのせい。速筋より遅筋の方がミオグロビンが高密度なのです。
  
ではどうして鮭の色が赤いのかというと、鮭の餌となるアミなどに含まれるアスタキサンチンという色素物質のせい。 
カニや海老を茹でると赤くなるのもこのアスタキサンチンが原因です。 
鮭は本来は白身なんですが餌のせいでサーモンピンク色になってただけだったんですね。
 
 
 
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