涙は普段から出ていて、目が乾いてしまわないように潤してくれています。
涙は涙道を通って鼻に入り咽喉で吸収されます。
目にホコリなどの異物が入った時は、涙で洗い流すために
涙道に入りきらないほどの涙が分泌されるため、涙が溢れてくるのです。

涙腺で作られた涙は涙嚢に溜められます。
アクビをした時に涙が出るのは、アクビの時に動く筋肉に涙嚢が圧迫されるため。

悲しい時、感情が高ぶった時、人は何故涙を流すのか。
感情で流れる涙には、人がストレスを感じた時に生み出されるホルモンなどのストレス物質が含まれていて、
涙を流す事によって、それらを排泄するために流すのだという説が有力です。

人が悲しい映画を観たり小説を読みたがるのは、
悲劇によるカタルシスで心の安らぎを得るのと同時に、
泣く事によってストレス物質を排除し、肉体的にもストレス解消しようとしているのかもしれません。

ストレスを感じたら、たまには悲しい映画でも観て、大泣きしてリフレッシュするのもいいかもしれませんね。