『痩せの大食い』は何故あんなに食べられる?


2009年06月15日

太めの人が大食いなのは予想がつくのですが…。
どう見ても、スマートなほっそり体型。
なのに食事の量は人一倍……いや、二倍、三倍!?
一体この細い体のどこに入るのか……と思うくらいに食べる人いますよね。
ギャル曽根さんのような大食いタレントもいらっしゃいます。
ああいった『やせの大食い』タイプの体はどのようになっているのでしょうか。

普通食べたものは胃に溜め込み、その後腸へと流れていきますが、
痩せの大食いの人は胃下垂などなんらかの理由でそのスピードが早い事が多い。
なので食べ物を次から次へと流し込めます。

また、栄養吸収効率が低いという人も多くみられます。
人の小腸内壁には『腸絨毛(ちょうじゅうもう)』というひだ状のたくさんの突起があり、これによって小腸の表面積が増え、栄養吸収効率が向上します。
しかし痩せの大食いタイプの人はこの腸絨毛が小さい人が多く、結果栄養吸収効率が他の人より低いのです。

さらに、胎内の褐色脂肪細胞が多い場合もあります。
褐色脂肪細胞は体温維持に重要な働きをする細胞。体内の余分なエネルギーを熱に変えて消費するのです。

これらの要因のいずれか、あるいは複数の要因を持っている場合、
「あまりお腹いっぱいにならない」「大食い」「いくら食べても太らない」という痩せの大食い体質になるといわれています。



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