電子レンジでドカンと水蒸気爆発


2008年12月19日

電子レンジは食品を温めるのに非常に便利なシロモノですがこれはやっちゃいかんというものがいくつかあります。
まず玉子。玉子を電子レンジにかけると玉子の黄身が膜に覆われているため、黄身が高圧に→熱膨張で外気に触れる→急激な減圧。沸点が下がる→黄身の水分が蒸発して気化され爆発(水蒸気爆発)、という経過をたどって爆発に至ります。

でも実は私はたまに電子レンジで目玉焼きを作ります。結局、膜で覆われてるのが問題なんで、容器に玉子を割り入れて、黄身の膜をつまようじやなんかでプチプチとところどころ穴を開けておくんです。そんで安全の為ラップして、レンジにかける。時間はほんの少し。30秒くらいやってまだ固まってなかったら10秒くらいずつ様子を見ながら追加。すぐ玉子が固まります。レンジで目玉焼きを作るとフライパンにで作る場合にくらべて油を使わなくて済むので健康的。でもおいしさは全然違います。そりゃフライパンの方が断然うまい。

アルミ箔などの金属系も電子レンジにかけてはいけないものの代表ですが、アルミ箔の角張った部分が無い状態で短時間の加熱なら大丈夫です。(熱を遮断するので玉子をアルミで角を作らないように包み湯を張った深い容器に入れレンジで加熱すれば電子レンジでもゆで卵が出来るらしい…ただし難しい)しかし微妙で難しく、失敗する危険性があるので自信が無ければやめた方がいいでしょう。レンジの故障の原因にもなります。火花が出るので最悪の場合火事の危険も……。
間違えてアルミ箔で包んだものをレンジに入れてしまった時のあの光景、忘れる事が出来ません(笑)。レンジの中が光り輝いてました。

電子レンジはマイクロ波で水分子を振動させ熱を発生させる仕組み。では氷を電子レンジにかけるとどうなる?
溶けかかってないカッチカチの完全な氷の場合、電子レンジにかけても温まりません。氷は加熱できないんですねー。
ただし氷は室温で溶けるのでちょっとでも溶けるとその水分が温まって氷も溶けてしまいます。実験する場合は御注意を。



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