2009年01月14日
 
 
人間、水が無ければ三日で死ぬと言われています。 
ですが、乗っている船が転覆して救命ボートで遭難……など 
そんな時、海水を飲んではいけません。
  
テレビのドキュメントや映画で難破して彷徨う再現ドラマをたまに見かけますが、 
遭難した人たちは水に飢えてます。 
でも周りは海なんだから、水はあるんじゃないの? なんで飲まないんだろうか? 
ずっと疑問でした。 
だから調べてみました。
  
海水は含んでる塩分濃度が濃すぎて、塩分を体外に排出する利尿作用が働き、逆に水分が奪われ脱水状態になります。 
咽喉が渇いて海水を飲むと更に咽喉が渇き、それに耐えられずまた海水を飲んで更に咽喉が渇いて……という地獄の連鎖状態、恐いですねぇ。 
体から水分が失われた限界状態なら一日に500ミリリットル以内であれば飲んだ方がいい場合もあるようです。 
海水の濾過機があればそれにこした事ないんですけどね。船旅には濾過機が必要……?
  
では海に住む動物達はどうしているかと言うと、 
海鳥は頭部に『鼻腺』という濾過装置のようなものを持っていて、ここで飲んだ海水の塩分を濾過して体外へ排出出来るのです。 
鼻腺を持っていない動物はなるべく海水を飲まず、食べ物から水分を補給して生きています。 
 
 
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