帝王切開はどれだけ覇者なのか


2009年02月01日

妊婦が赤ん坊を産む時、自然な分娩が出来ない、あるいは難しい状態なら子宮を切る帝王切開しますよね。

『お産』『赤ちゃん』『切開手術』と、『帝王』って言葉のイメージが合わないんですけど……。
帝王なんですか? 覇者なんですか? 魔王なんですか?
だとすれば、一体誰が帝王なんですか? 『母は強し』って言うから母親が帝王? それとも未来の帝王を宿命付けられてるから赤ん坊が帝王? という事は女の赤ん坊なら『女帝切開』? いや、手術を行っているのは医者なんだから産婦人科医が帝王?
『皇帝切開』じゃ駄目なんですか? 『世紀末救世主切開・北斗の産』とかは駄目ですか?
いろいろと疑問が尽きない帝王切開ですが……。

帝王切開は昔…紀元前の時代から行われてました。しかし当然、現代ほど安全なものではなく、お産中に母体が死んでしまい、やむなく赤ん坊を取り出すなどといった最後の手段だったみたいです。
ラテン語で帝王切開は『sectio caesarea』です。これをドイツ語に訳す時に『caesarea』を『caesar』と間違って訳してしまったのが発端との説が有力です。『caesar』はつまりローマ帝王、ジュリアス・シーザー。シーザー自身も帝王切開によって生まれたと言われています。

帝王ってジュリアス・シーザーだったんですねぇ。



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