動物に見る雨の前触れ


2009年02月26日

雨の前触れとして猫が顔を洗うだとか、猫が顔を洗ったら雨って言われていますよね。
猫は綺麗好きだから顔を洗うのも手入れの一環として当然の事なのに、何故こう言われているのでしょう。

猫のヒゲ(洞毛)は根元に感覚神経が密集しており、非常に敏感な感覚器官になっています。
猫をよく観察すると、猫が何かに注意を向けている時はヒゲもピンと前方に立てているのが分かります。

雨が降りそうになって湿度が高くなると猫のヒゲがそれを感じ取り、ムズムズする為に猫が顔を洗う。それを見て猫の顔洗いは雨の前兆だと言われるようになったと推測されています。
普段の毛づくろいより執拗に顔を洗っている時は……雨が降る前触れなのかもしれませんね。

猫以外にも、雨の前触れを教えてくれる生き物に、昆虫がいます。
例えば、蟻は触覚で気圧や湿度を変化を察知し、雨が降りそうになると巣に雨が入り込まないように巣の出入り口を塞ぐと言われています。なんという有能な気象予報士。

しかし蟻の場合は普段の巣を知ってないと判断出来ませんねぇ。



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