2009年03月15日
神社に設置されている狛犬。
名前に犬とついていますが元はライオンです。
元々は古代インドの仏像の両側に置いたライオン像が日本まで伝わり狛犬になったとされています。
狛犬は対になるように設置され、左側が一本角のある『吽形(うんぎょう)』、右側は角の無い『阿形(あぎょう)』。
角のある像が『狛犬』で角の無い方が『獅子』です。
ですからひとまとめに狛犬と呼んでますが正しくは『獅子狛犬』なんですね。
左右共に角のない『獅子』である場合もあります。
沖縄のシーサー(沖縄言葉で『獅子』)も同じ起源だといわれています。
古代オリエントでは百獣の王であるライオンの姿を王座の肘掛けに掘り、ライオンの威光を借りていました。
それがいろんな形で広まったとされています。
ライオンはキリスト教でもヴェネツィアの守護聖人、聖マルコの象徴とされています。
だからヴェネチアではライオンの意匠が散見されます。
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