2009年04月08日
 
 
囲碁に使用する碁石は、通常白と黒の2種類あります。 
サイズは白石が直径21.9mm、黒石が22.2mmで、黒の方が若干大きく作られています。 
どうして同じサイズじゃないのでしょうか。
  
これは色の『膨張色・収縮色』と関係あります。 
膨張色は赤などの暖色系と白色で、実際より大きく見える色です。 
収縮色は青などの寒色系と黒色で、実際より小さく見える色です。
  
 
 
↑左と右、白色と黒色を入れ替えてますが大きさは同じです。 
小さい四角が、白が大きく見えて黒は小さく見えます。 
 
つまり白は膨張色、黒は収縮色。 
この色の錯覚により、同じサイズに作ってしまうと黒の方が小さく見えてしまいます。 
なので、黒を若干大きく作る事によって、人の目には同じ大きさに見えるのです。 
 
 
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