XO醤なのにブランデー?


2008年07月19日

XO醤(XOジャン/エックスオージャン)。
中華調味料として有名で、日本でも肉・シーフード・野菜炒めなどの炒め物、焼きそば、チャーハンなどによく使われています。
日本では質を落とした安価なものも出回ってますが、本来は高級品。
XO醤の材料は金華火腿(金華ハム)、干しエビ、干し貝柱、魚の塩漬けなど。

XO醤の歴史は意外と新しく、1980年代に香港にあるペニンシュラホテルのレストラン『嘉麟楼(スプリング・ムーン)』で生まれました。

このXO醤、名前が面白いですね。ペケマルと読んでしまいそうな…。
このユニークなネーミングは、ブランデーのランク分けが由来です。

『XO』は『Extra old』で、ブランデーの最高等級です。
ブランデーは熟成年数ごとに等級分けがされ、年数が短い順から
VO(very old)
VSO(very superior old)
VSOP(very superior old pale)
XO(extra old)
となり、XOは最高級とされます。

XO醤は調味料の最高級という意味で、このブランデーの最高等級から名付けられたそうです。



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