2008年07月26日
くるくる回る、回転ずし。
日本の高級料理である寿司を、安価・スピーディ・気軽、と、庶民に受け入れやすいようにファーストフードにまでした大発明。
くるくると自動で回ってくるので注文の手間がはぶけるし、目についた好きなネタをパッと手にとるから待たなくていい、しかも人件費が省けて値段が安い。
しかしデートコースを選ぶなら回らない寿司屋の方がいいかも……。
回転寿司のアイディアを最初に思いついた人は天才だと思いますが、これは一体どういう経緯で生まれたものなのでしょう?
1947年、東大阪市に和食店『元禄』を開いた白石義明さん。当時は人手不足で悩んでいました。
1949年のある日飲食店の組合の行事でビール工場を見学することとなり、ベルトコンベアーでくるくると流れるように回転するベルトコンベアーを見て、これを人手不足解消に応用できないものだろうかと考え付いたそうです。
工場のベルトコンベアーから! さすが、ヒットを生む人は発想が違う。
翌年の1950年にベルトコンベアーを利用した回転式を導入。しかしこの時は和食店なのでまだ回転寿司ではありませんでした。
その後、1958年に寿司のみのメニューの元禄支店を開き、回転寿司店の誕生となったのです。
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