電子機器会社のCanon(キヤノン)は観音様だった?


2008年08月08日

Canon株式会社。カメラやプリンター、スキャナーなどのデジタル機器で有名なメーカーです。
ちなみに、表記は『キヤノン』。でも読みは『キャノン』です。

このCanonという社名は意外なところから来ています。
『canon』を英和辞書で引くと、法典、正典、規範、聖人録と書かれています。
これは元々、創設者の吉田五郎さんが熱心な仏教徒で観音菩薩を信仰していたことが名前の由来に関係しています。

1933年、Canonの前身となる精機光学研究所が設立され、はじめの試作機となるカメラに付けられた名は、『KWANON(カンノン)』でした。
その後、本格的に業界に進出する時に、世界を視野に入れたなるべく広く受け入れられる名にしようと、KWANONと音の響きが似ていて、規範、正典というの意味の『Canon(キヤノン)』としたのだそうです。
これにはデジタル機器業界の規範を目指す、という意味合いも含まれています。

デジタルマルチメディアと観音様……なんだかちょっと意外な組み合わせですね。



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