『清水の舞台から飛び降りる』本当に飛び降りたらどうなるか


2008年06月06日

京都が誇る世界遺産、清水寺。
その本堂が清水の舞台。

勇気を出して行動する事を『清水の舞台から飛び降りるつもりで…』と言いますが、
清水の舞台から本当に飛び降りたら勇気以前に自殺同然の行為です。

清水の舞台の地面からの高さは約十二メートル。
大体成人男性7人分くらいの高さ。縦に七人並べてイメージして下さい。
この高さから飛びおりたらさすがに無事ではすまないでしょう。

まぁ、『清水の舞台から飛び降りる』という慣用句はあくまで例え。
本当に飛び降りるはずがありません。

…と言いたいんですが、実際に飛び降りた人がいるというから驚きです。
『清水の舞台から飛び降りると願いが叶う』という風説があるそうで、
過去の文献によれば、1694年〜1872年までに未遂を含め、なんと234人もの人が清水の舞台からの飛び降りを行いました。
ちなみに二回飛び降りた人もいて、回数で数えるなら235件です。
1872年に舞台からの飛び降り禁止令が出た事により、やっと沈静化しました。

やはりこの高さから飛び降りて無事で済むはずもなく、30人以上の死者が出ています。
"願いを叶える"ために飛び降りて死んだら本末転倒ですね。



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