2008年09月10日
お袋料理の定番。
男性は肉じゃがを上手に作れる女性に魅かれるなんて事をもうします。
そんなおふくろ料理の肉じゃが。発祥はなんと海軍。
時は明治時代…京都の舞鶴市。
蔓延していた脚気(ビタミンB1欠乏症の一種)を予防するため、
舞鶴海軍鎮守府の初代司令長官、東郷平八郎がイギリス留学中に食べたビーフシチューの記憶を元に肉じゃがを作り、艦上食としたのです。
そんなわけで、京都の舞鶴が肉じゃが発祥の地とされているのですが…。
そんな舞鶴に「異議あり!」と申し立てたのが、広島県の呉市。
東郷平八郎は舞鶴に赴任する10年前に呉鎮守府の参謀長の職についていて、
肉じゃがはその時に生み出されたものだと主張したのです。
当時の詳しい資料が残っていないため、どちらが本当か、今となっては分かりませんが、
とにかく肉じゃがの発祥は海軍の艦上食が元、というのは確かなようです。
ちなみに。
肉じゃがに使われる肉は、関東は豚肉、関西は牛肉が多く使われます。
何故こんな違いが生まれるのかというと、
『肉』は関東ではよく豚肉を使い、関西では基本牛肉を使うからだとか。
だから、例えば『肉まん』を関西では『豚まん』と言うことがあります。
これは、関西では基本肉は牛肉を使うので、豚だとことわらなければ牛肉だと思われるから、という説があります。
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