中華料理、あるいはラーメンの料理店で使われる器に描かれているあのぐーるぐるの模様。
中華料理の器だけじゃなく、陶器にも多用される伝統的な文様です。
あの模様にも意味があるんです。



このぐるぐる渦巻きの模様は『雷文（らいもん）』といって、稲妻を表した模様です。
中国では古来から使われている文様で、殷（紀元前17世紀頃〜紀元前1046年）の青銅器にも雷文が刻まれています。
中国では雷は神が起こしているものであり畏怖の対象でした。雷文には神への敬意が込められているのです。

この雷文は日本にも伝わり、江戸時代には能装束にも使われるなど結構ポピュラーなもののようです。