『エリーゼのために』本当はエリーゼではない?


2009年07月25日

ドイツの偉大なる音楽家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンさん。
クラシック音楽愛好家ならずともこの名を知らない人は少ないのではないでしょうか。

このベートーヴェン作曲『エリーゼのために』。これもまた有名な曲です。
ベトーベンが愛するエリーゼのために心を込めて作った曲……ですが、
この『エリーゼ』さんという人は、ベートーベンの近しい人物にはいなかったとか。

それゆえにエリーゼさんの正体についてはいくつか説が出ています。
最も有力な説は、
ベートーヴェンがプロポーズした愛する女性、テレーゼ・マルファッティさんに捧げるつもりだったのですが、
ベートーヴェンはかなり悪筆だったそうで、判別のつきにくい下手な字のせいで『テレーゼ』を『エリーゼ』と読み間違われ、それがそのまま伝わったという説です。
『エリーゼのために』の楽譜もテレーゼさんの手紙箱から見つかったそうです。

もしその説が本当なら字が下手だったせいで誤解された…とはなんともトホホな話です……。

ちなみに、この時ベートーヴェンは40歳、テレーゼは18歳。年の差なんと22歳。
ベートーヴェン、気持ちはいつまでも若かったのかそれとも愛に年の差は関係ないと考えていたのか…。
しかし残念ながらベートーベン、愛は実らず、失恋してしまっています。



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