被害者学


2008年11月03日

犯罪。出来れば一生縁遠いものでありたいものです。しかし実際世の中で起こっている事なのですから運が悪けりゃ犯罪被害に遭ってしまう可能性もあります。
犯罪に遭わないようにするには、地道ですが犯罪者を生まない心にゆとりのある世の中を作るのが第一なのですが……。

犯罪は当然犯罪者が犯すものですから、犯罪を防ぐにはまず犯罪者を分析するのが重要な訳です。しかし、被害者の方はどうだろう? 被害者になんらかの傾向はあるのだろうか? 『犯罪者に狙われやすいタイプ』というのはあるのだろうか。
という訳で被害者の方に着目したのが1956年にイスラエルの弁護士、メンデルゾーンさんによって提唱された『被害者学』。
完全に無辜の被害者から加害者より有責性が大きいとされる被害者を段階に分け、加害者と被害者には相互に面識があったのか、一方だけか、それとも行きずりの犯罪か……などに分類し分析します。


狙われやすい人格は、
・知能、体力が劣っている
・孤立している
・不安や心配事で不安定
・意気消沈して投げやり
・弱みがある
・自信が無い
・欲張り
・追い詰められた状態にある
……など。

狙われやすい状況は、
・家出している
・ヒッチハイク中
・アルコール中毒、薬物中毒
・子供、女性、高齢者
……など。

殺人を"狩り"として行っている犯罪者は、こういった狙いやすい人物に目をつける事があるようです。



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