2009年04月13日
精神的に落ち込んでしまったので元気を出そうと明るい曲を聴いた女性が逆にイライラしてしまい思わずCD割りそうになった…なんて話もあります。
精神的に落ち込んだ時は明るい曲より暗い曲の方が気分的に安らぎます。
現在の気分と同じ曲調の曲を聴く方がいいのです。
落ち込んで明るい気分になりたい時は、暗く悲しい曲を聴いて気分が落ち着いた後、明るい曲を聴くといいそうです。
これはアメリカのアメリカの精神科医、アルト・シューラーさんが発表した『同質の原理(または同質原理)』に基づく癒しの方法で音楽療法に取り入れられています。
しかしこれは音楽以外にも言える事かもしれません。
落ち込んだ友達を励まそうと、明るいコメディ映画に誘ったり、テンション高くして明るく接したり、無理に明るい気分に持って行こうとするのは逆効果な場合があります。
しかも、その相手が人に気を使うタイプだった場合、こちらのテンションに合わせようと辛いのに無理に明るく振舞ったりしたら余計に負担をかけてしまいます。スポーツは健康にいいけど、病人や怪我人が無理に体を動かすと健康どころか状態は悪化してしまいます。それと同じようなものでしょう。
ただこういった心の問題は単純なものでなく、相手との信頼関係やその人の性格、状況、落ち込み具合の程度にもよります。
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