病は気から?『プラシーボ効果』


2009年04月17日

『プラシーボ』または『プラセボ』は偽薬の事です。 語源はラテン語の「私は喜ばせる」。
薬としての作用のない薬(に似せた物)を処方し、患者がそれを本物だと信じて服用する事によって、症状が改善する事を『プラシーボ(プラセボ)効果』と言います。

一種の暗示ですね。
『病は気から』と言いますが、まさに心から生じる病だったわけですね。
特に鎮痛、不眠、下痢などに効果が多く見られるそうです。

偽薬にはブドウ糖、もしくは乳糖が使用される事が多いそうです。

この偽薬の使用には賛否両論あって、プラシーボの効果を認める人、論理的な根拠が無いと言う人、偽薬の使用は患者を騙す事でもあり倫理的に許されないと主張する人、様々です。


偽薬によって存在しないはずの薬理作用が現れるのがプラシーボ効果。
薬といえば、副作用のある薬もあるわけですが、
偽薬によって存在しないはずの副作用が現れる事を『ノセボ(ノーシーボ)効果』といいます。



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