あなたにも起こりえる?…『幼児退行』


2009年05月28日

人は必要とされないと悲しいものです。
特に、子供の時分は親との関わりが非常に重要で、ふれあいや愛情に乏しいと人格面での成長に障害をきたしてしまう事があります。
猿で行われた動物実験では、赤ん坊や幼い頃に親と引き離すとその猿は成長しても自分の子供に対して愛情を持てなかったり、育児放棄してしまうケースが多くなるそうです。


幼稚園や小学生くらいの子供が親の愛情を試すために親にワガママや嫌がらせをするケースがあります。
ワガママを言って、必要の無い高額な商品を買うように親にせがんだり、イタズラや嫌がらせをする場合です。
時には赤ん坊のように振舞って親を困らせる場合もあります。

しかしこれは実は大人になってもありえる事だそうです。
友達に長々と自慢話をしたり、困らせるような事を言ってみたり。ちょっと難しい頼みごとをしたり。
"自分がどれだけこの人に必要とされているか、大事に思われているか"を試す為に行ってしまう無意識の幼児退行の可能性があります。
もし自分を好きでいてくれてるなら、必要としてくれているのなら、それを受け入れてくれるはずだと。

無意識の行動ですから自分では気付きにくいものですが、
相手が喜ばない事をしてみたり…そんな時はちょっと心の中に満ち足りない思いがあるのかもしれませんね。



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