2009年06月08日
パニック。
驚いた時のショックで何がなんだかわからなくなってしまい理性的な思考が出来なくなる事ですが、
この語源はギリシア神話に出てくる牧神パンというのが定説です。
牧神パンは下半身は山羊、頭には角がはえている半身半獣の神様です。
羊飼いの神様であり、葦から作ったパンの笛(パンフルート)を吹く姿が有名です。
パンは普段は穏やかなのですが、眠りを妨げられると豹変し、怒り狂い暴れ出します。
その事から『パニック』という言葉が生まれたという説がありますが、
そのほかにも、
パンが怪物神テュポンに襲われ逃げる時に慌てて上半身ヤギ、下半身魚という奇妙な姿に変身してしまったエピソードが由来だという説、
人々が飼う家畜が突然暴れ出す現象が牧神パンによるものだとされ、その事が由来になっているという説があります。
神様もパニックになる事があるんですね。
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