『誤魔化し』は『胡麻菓子』?


2009年06月24日

ごまかす。「バレないようにごまかしちゃえ」の"ごまかす"です。
当て字で『誤魔化す』と書く場合もあります。
自分の非、不正など自分にとって不利益なを事をとりつくろい、相手を騙す事。
この由来は意外にも、一見何の関係もなさそうなお菓子が由来だそうです。

『胡麻胴乱(ごまどうらん)』という言葉があります。
見掛け倒し、外見だけ良くて、中身はスカスカなこと。

この胡麻胴乱、元々は江戸時代の菓子の名でした。
小麦粉を練り、胡麻をまぜて蜜で甘く味付けし焼きあげるというもの。
焼くとプーッと大きく膨らんでボール状になるのですが、中は空洞でした。
この胡麻胴乱の、外見は大きいものの、中身のない様子から、菓子以外にもこの言葉が使われるようになりました。
そこから、『胡麻胴乱=胡麻菓子=ごまかし』という言葉が生まれたのだとされています。



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