2009年04月10日
 
 
『不惑の年』と言ったりしますが、なぜこんな言葉があるのでしょう。
  
『不惑』は40歳の事で、その他 
『志学』は15歳、『而立』は30歳、『知命』は50歳、『耳順』は60歳、『従心』は70歳です。 
 
 
紀元前5世紀頃の中国の思想家、世界三聖のひとり、孔子さんという人の言葉を記録した書物『論語』の 
『吾十有五而志於學 三十而立 四十而不惑 五十而知天命 六十而耳順 七十而從心所欲 不踰矩』 
という記述から生まれた言葉です。
  
「私は15歳で学問の道を志し、30歳で独立し、40歳で心に迷いが無くなり、50歳で天命(天から授かった己が役割)を知り、60歳で人の言葉に素直に耳をかたむける事が出来、70歳で自分の思うままにふるまっても道から外れる事は無くなった」という意味です。
  
しかし実際に40歳そこそこの年で迷いを無くす事なんて出来るもんじゃありません。むしろ40歳は最も迷いの多い時期とも言われています。 
だからこそ、惑う事なかれと『不惑』を心がける事が大切だ、と言う人もいます。 
 
 
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