『青春』が終われば次は何?


2009年05月04日

少年時代。十代のいろいろと多感な、若い時期の事を『青春』といいますよね。
では青春時代をすぎるとどうなるのか。

若年期が『青春』。壮年期は『朱夏(しゅか)』、熟年期は『白秋(はくしゅう)』、老年期は『玄冬(げんとう)』といいます。

つまり、『青→赤(朱)→白→黒(玄)』の4つの色と四季で表しているのです。

新芽が芽吹く誕生を連想させる春から始まり、木が枯れ終わりを連想させる冬で最後とする。
『冬=終わり』の連想は、北欧神話に記述されている、世界が終わる時に訪れる長い冬『フィンブルヴェトル(大いなる冬)』にも見られます。

元々この『青春』などの4つの言葉は、古代中国の自然哲学『五行思想(陰陽五行説)』から作られたものです。



『四神』という四方の方角を司る、東の『青竜(せいりゅう)』、南の『朱雀(すざく)』、西の『白虎(びゃっこ)』、北の『玄武(げんぶ)』という四体の霊獣が存在するとされ、
そのうちの、

・『青竜』が春
・『朱雀』が夏
・『白虎』が秋
・『玄武』が冬

に対応しており、これが由来だとされています。



前のページへ / トップページへ