時代劇で言う打ち首獄門の『獄門』ってなに


2009年05月07日

時代劇を見ていると、悪い罪人に奉行所などで沙汰が言い渡される時によく「市中引き回しのうえ打ち首獄門!」というセリフが出てきますよね。

『市中引き回し』は処刑前に街中を罪人の顔と罪状を晒して練り歩き晒し者にする事で、『打ち首』は首を斬る処刑法。
……これはまぁ、分かりやすいんですが、『獄門』というのはなんでしょう。

獄門はいわゆる晒し首。
打ち首にした後、罪状を書いた立て札横の獄門台に乗せて三日間獄舎門の前に晒されます。

つまり市中引き回しの上打ち首獄門というのは、罪人を市中を練り歩かせて晒した後首を斬ってその首を晒す処罰、と。


どうやら昔の刑罰は、罪としての罰を与える事以外にも再発を抑えるための"見せしめ"という意味合いが強かったようです。



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