たくあん漬けの誤解…考案者は沢庵和尚では無い?


2009年05月17日



タクアン。沢庵漬け。一説によると、
江戸時代の有名な名僧、沢庵宗彭(たくあんそうほう)さんが考案したらしいという話もあるそうですが、
たくあん漬けは江戸時代より昔からあって、平安時代にはもうたくあん漬けは食べられていたそうです。

たくあん漬けはこの名が付く前は『たくわえ漬け』と呼ばれていました。
『たくあん』という名称はやはりこの沢庵和尚からついたものではないかという説がいくつかあるようです。

・徳川家光が沢庵宗彭を招いて創建した東海寺を訪れた際に、差し出されたたくわえ漬けを気に入り、『沢庵漬け』と命名したという説。

・沢庵和尚の墓石がたくわえ漬けに使う重石に似ていて、それを見た人達が漬物石を『沢庵石』と呼ぶようになり、そこからたくわえ漬けは沢庵漬けと呼ばれるようになったという説。

どちらも沢庵和尚本人よりその名前が関係しているようです。
『たくわえ漬け』と『沢庵和尚』の語感がポイントでしょうか。



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