滅菌・殺菌・除菌・抗菌の違いって何?


2009年06月03日

抗菌効果のある洗剤〜などいろんな商品が売られていますよね。
滅菌、殺菌、除菌・抗菌とか似たような言葉がたくさんありますが、どう違うんでしょう。


滅菌

あらゆる細菌、微生物、ウイルスを全て殺す、または除去する事。
害のある雑菌だけでは無く、全部取り除く。

殺菌

菌を殺すのだが、その対象となる菌や殺した割合は問わない。
例えば害のある菌だけ殺して他の菌が残っている状態でも殺菌。

除菌

菌を取り除く(減らす)事。これも対象の菌や割合を問わない。

抗菌

菌の増殖を抑える(止める)事。対象の菌や割合を問わない。


つまり…。例えば抗菌まな板というのは雑菌の繁殖をある程度抑えてくれるまな板。菌を殺したりする事は出来ない。
普段の手洗いはこれ、除菌してるって事なんですね。


また、消毒というのは問題のある菌を殺したり除去したりして無害化する事です。

防カビはもちろんカビの繁殖を抑えるものですが、その対象となるカビの種類は問いません。
なので防カビ効果のあるものでも、その効果のカビとは別の種類のカビには抑止効果が無い場合もあります。
だからちゃんと用途に合わせて防カビ商品を選ぶ必要がありますね。



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