都市伝説『ダルマ』


2008年12月28日

今日は有名な噂の話をしてみましょう。


某C国に観光に来た日本人観光客カップルの話です。
現地の服飾店で買い物中、女性が服の試着の為試着室に入りました。
男性は彼女が試着室から出てくるのを待っていましたが、いくら待っても一向に出てきません。
不安になった男性は店員に尋ねますが、どの店員もその女性を見ていないと答えるのです。
彼女が入っていった筈の試着室にも女性の姿はありません。
そうしてそのまま彼女は帰ってきませんでした。

男性は警察に駆け込み彼女の行方を捜索しましたが女性は見つかりませんでした。

それから数年後。
男性は再びC国を訪れ僻地を旅している途中、呼び込みの現地人に声をかけられました。
珍しいダルマを見せてくれると言うのです。
男性が現地人に言われるままついて行った先は見世物小屋でした。
そこで男性が見たのは
手足を切断され孕まされて腹が膨れ、ダルマのような姿になった行方不明の彼女が見世物にされている光景でした。


…これは有名な都市伝説ですね。細部は違いますが大体こんな感じです。
服飾店の試着室は隠し部屋みたいな所にパッと見分からないように繋がっていて、そこで誘拐犯が隠れていて女性を誘拐するのだそうです。

今はネットがあるからまぁ話が広がる媒体も理解できるのですが、
ネットが今ほど普及していない時代はどうやってこういった都市伝説の噂が流布されていったのかよく分かりません。
有名な都市伝説を見るとさすがいくつもある噂話の中から残って広まったものだけあって
インパクトがあったりよく出来た話が多いです。
冷静かつ理詰めで考えると「そんな馬鹿なー」って話ばかりなんですが、
何故か妙にリアリティがあります。
このリアリティこそ都市伝説のキモでしょうね。
トイレの花子さんみたいな怪談とはちょっと違うかなぁ。オカルトじゃないですからね。
でも恐怖系の話が多いみたいです。みんなホラー好きなんでしょうか。



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