自殺者が増える?都市伝説を生んだ『暗い日曜日』


2009年06月30日

『暗い日曜日』。1933年にハンガリーで発表された、今は亡き人に想いを馳せる歌詞の悲しい歌です。

この歌にはある噂がありまして…。
それは、『この歌を聴くと自殺したくなる』というもの。

この歌が発表されてからというもの、自殺者が急増。政府によって放送禁止命令が出たとまでいわれています。
今でもこの歌は『自殺者の聖歌』『自殺ソング』として知られています。

とはいえ、本当のところはあまり因果関係はなく、噂が噂を呼んでいるような状態です。
歌の一節を遺書に書き残したりして関係を匂わせる自殺も数件ありますが、
自殺をするような暗い心境の者が暗い歌を聞くのは別段不自然なことでもなく、『暗い日曜日を聴いたせいで自殺した』とは言いがたいでしょう。

この歌は日本でも淡谷のり子さん、美輪明宏さんなど何人かのアーティストによってカバー曲が歌われています。


ちなみに。
この歌の作曲者シェレッシュ・レジェーは1968年に焼身自殺しています。




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