2008年12月29日
 
 
お金……つまり貨幣は昔から存在し、 
現在の硬貨、例えば日本ならアルミや銅とニッケルの合金などで出来た硬貨を使用していますが 
最初は貝殻や石を使って取引していました。
  
当然形も今と違い……、 
ミクロネシアのカロリン群島にあるヤップ島で過去に使われていた『フェイ』という石貨は大きさで価値が変わり、大きい物ではなんと直径三メートル以上あるそうです。 
そんなに大きいと使いにくそうですねー。 
中央に穴が開いており、そこに棒を差し込んで持ち運び出来るようにしてあります。 
しかしそんな大きな物は持ち運びに一苦労します。なのでフェイはあまり持ち運ばず、石に所有者の名を書く事によってそのフェイを"所有"していたそうです。 
だからフェイは所有者の手元にあるとは限らない訳です。
  
なんかヤップ島はのどかぁ〜な所で、あまり泥棒する人も居ないそうです。 
だから手元に無くてもそんな不安に思わないみたいですね。 
平和が生んだ独特の文化、なのでしょうか。
  
フェイは20世紀のはじめまで使用されていたそうですので、結構最近まで使っていた事になりますねぇ。 
ちなみにヤップ島で現在使用されている通貨はアメリカドルだそうです。 
 
 
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