大根おろしの辛みを調節するには


2009年07月15日

大根おろし。
焼いたサンマに大根おろしは最高に合いますね。秋刀魚の脂に大根おろしのサッパリ感。焼き魚が何倍にも旨くなる魔法のアイテムです。
餅に大根おろしと醤油をからめた『からみ餅』もいいですね。
和風パスタにも使われたりと料理のバリエーションも多様です。

大根はそのまま食べてもさほど辛さを感じないのですが、すりおろした状態だと辛みを感じます。
これは大根をすりおろし細胞が壊れるとアリルイソチオシアネートという辛み成分が生成されるからです。
大根おろしは辛いのが苦手な方、あるいは辛いのが好みという方に分かれます。そんな時どういう部分が辛いのか、またはどうすれば辛みが飛ぶのかを知っておくと便利。

大根の辛みは、皮に近い部分に特に多いです。
辛みが苦手な方は皮を厚く剥いておろした方がいいでしょう。
また、根っこの方が葉に近い方よりも辛みが強いと言われています。

すりおろしてからの時間経過によっても辛みの強さが変わってきます。
すりおろしてからだんだん辛みが増し、6〜8分ごろに最も辛みが強くなります。その後は辛み成分が揮発しだんだん辛くなくなっていきます。
あまり辛くないのを好むなら20分くらい放置。ただしビタミンCも一緒に消えていってしまいます。

春から夏にかけて獲れるダイコンは、糖度が低く他の季節のダイコンより辛いです。

辛いのは苦手、なるべく辛みを抑えたい、という方は、すりおろした大根にを数滴垂らす方法もあります。



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