『例外の無い法則は無い』という法則は正しいか


2008年12月06日

『例外の無い法則は無い』……つまり、全ての法則に例外があるという事です。
ちなみに、『例外の無い法則は無い』もひとつの法則。
という事は、『例外の無い法則は無い』という法則の例外が存在する事になります。
『例外の無い法則は無い』という法則の例外とは、『例外の無い法則』ですね。

ここで矛盾が生まれます。
『例外の無い法則は無い』という法則が正しければ、例外として例外の無い法則が存在する事になってしまう。
これが『パラドックス』。

今回のテーマはこのパラドックスでございます。
ちょっとした思考の遊びみたいなもので、結構面白いです。
上記の『例外の(略)』は有名なパラドックス。
他にはこういうものがあります。


ある捕虜が敵の将校からこう言われた。
「これから私がする事を言い当ててみろ。当たれば命は助けてやるが、外せば処刑する」
これに対し捕虜が
「貴方はこれから私を処刑します」
と答えた場合、捕虜は処刑されるのかされないのか。


「私は常に嘘をつきます」
この発言は本当か嘘か。


砂山から砂を一粒取り除いても砂山は砂山である。
また一粒取り除いてもやはり砂山である。
砂山から砂の粒を除いても砂山が砂山である事には変わらない。
だとしたら、同様に一粒ずつ砂粒を取り除いていけば
最後に残った砂山は一粒になる。
一粒の砂=砂山なのか。



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