2009年04月07日
マンジュウ、つまり饅頭です。
日本の饅頭といえば餡子を入れた和菓子ですが、元々はいわゆる中華まん。
これは昔日本に伝わってきた際、日本の仏教では肉食が禁じられているため、代わりに大豆を入れたのが広まったとされています。
中国の饅頭の起源は、
3世紀ごろ三国時代の中国、南蛮では川の氾濫を静めるために人の頭を川に沈め、川の神に生贄として捧げる風習がありました。
それを見かねた諸葛亮さんという人が、人の頭の代わりに、小麦粉で練ったの皮の中に豚肉や羊肉を入れた物を捧げたところ、川の氾濫が治まった……、という逸話が北宋時代の『事物紀原』という書物に載っていて、それが四大奇書のひとつである『三国志演義』に載り有名になりました。
饅頭の饅は、最初南蛮である事から『蛮頭』、あるいは神を騙すという意味から『瞞頭』でしたが、そのうち同じ読みの『饅頭』になりました。
しかし実はこの逸話、『事物紀原』には創作として載っており、あまり起源説としての信憑性よりお話として認識した方がいいようです。
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