2009年04月28日
ねこまんま。猫メシ。
白いホカホカの御飯に残り物のおかずをぶっかけただけの単純料理です。
ねこまんまの御飯にぶっかける基本中の基本の具材は、味噌汁か、醤油をちょっと垂らしたかつおぶし。あるいはその両方。
残飯になってしまいそうな残り物を消化する、無駄の無いナイスな日本文化です。
昔は一般家庭で飼われている犬や猫に与える餌は人間の食い残し、つまり残飯だったわけで。それを「うまそう!」と感じた人間が人の食べ物にしたのがねこまんま。
ただ、現在は栄養が行き届いたペットフードがどこでも手に入るので、ねこまんまをペットに与える家は少なくなりました。
元々動物に人間の食べ物は適さないんですよね。味噌汁は塩分が多いし毒になるネギでも入っていたら危ない。肉食の動物に御飯を食べさせても意味が無い。
ペット達に遠慮せず思う存分人間の食べ物にしてしまいましょう。
普通は残り物を使うのがねこまんまですが、むしろねこまんまが好物でねこまんまが食べたいがために作る、という人もいます。
そのレシピも多彩。ねこまんまの基本、味噌汁とかつおぶし以外にも、多種多様な具材が使用され、梅干や、刺身、中には『アボカドのめんつゆ漬けとカツオブシ』『砕いたポテトチップスとマヨネーズ』なんて異色なものもあります。
でも卵を使うとそれは『たまごかけ御飯』ですよね? 線引きが難しいところです。
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