パスタ料理の『ペペロンチーノ』とはどんな意味?


2009年06月11日



ペペロンチーノ。
ニンニク、唐辛子、オリーブオイルを使った、シンプルながらおいしいパスタ料理。
イタリアでは日常的に食べられている庶民的料理だそうです。

このペペロンチーノ。
正式名称は『スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ』
このスパゲッティは当然、使用するパスタの種類。
『アーリオ(Aglio)』ニンニク
『オーリオ(Olio)』オリーブ油
『ペペロンチーノ(Peperoncino)』赤唐辛子
普段は省略してペペロンチーノと呼んでますが、ペペロンチーノとは材料の一部なんですね。
たまにペペロンチーノにベーコンなどの具を入れたりハーブなどで風味付けをして出す店がありますが、本来のペペロンチーノはこの名前のように、ニンニク、唐辛子、オリーブオイルだけのシンプル料理です。


ちなみに。
ペペロンチーノはシンプルですが奥深く、料理人の腕が如実に現れる料理と言われています。
ペペロンチーノを作るうえで決め手となるのはソースの乳化。オリーブオイルをソースになじませる事が重要です。
乳化させるには、ソースに使う水をパスタを茹でた茹で汁を使うこと。パスタの茹で汁には乳化作用があるのです。
にんにく、唐辛子を熱し風味を移したオリーブオイルに茹で汁を加え、かき混ぜて乳化させます。
レシピに茹で汁を入れるとあるのは塩気で味をつける以外にも必要性があったんですね。



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