2008年12月13日
30代の男性を中心として、ミリメシが人気なんだそうです。
ミリメシってなんだ? って思ったら。
ははあ、イタリア料理がイタメシ、ならばミリメシはミリタリー料理って事ですか。
あー、軍隊で用いられてる、いわゆる『コンバット・レーション』ってやつですね。
戦争なんて無い方がいいに決まってますが、軍隊が存在する以上こういった文化も発展するわけで。
軍隊の食事は当然、調理の手間がいらず後片付けの手間がかからず軽量なものが理想ですから、味の方は後回しになるんじゃないかと思いますが……でもこういったものに魅かれる気持ちも分かりますね。自分は宇宙食に興味があるなー。
食べた事の無い特殊な食べ物って好奇心から食べたくなりますよね。でも本職の方々はレーション続きの日々を送る訳で……。こんなんばっかが連日続くのは辛いみたいです、やっぱり。
でも昔はフリーズドライとかの保存技術がありませんでしたが最近はそれも発達してきて味も良くなり種類も様々みたいです。
本格的なレーションが開発されたのは第二次世界大戦開戦のすぐ後。
最初のコンバット・レーション、Cレーションは六個の缶詰で構成され、そのうちの三缶は『インゲン豆入りミート』『野菜シチュー』『野菜と挽肉(マズイらしい)』。他の三つにはビスケット、固形スープ、パックに入ったコーヒー、粉末レモン、キャンディー等が入っていました。
それと併用されたのがKレーションで、プロセスチーズやクラッカー、チューインガムや角砂糖、煙草などが入っていました。メニューの少なさやマズさから不評だったそうです…。
日本、旧日本軍〜自衛隊のレーションだと乾パン。御飯の缶詰やタクアンの缶詰など日本独特の物があります。韓国軍だとキムチとかユダヤ教徒用の豚肉が入ってないレーションなどそれぞれの特色にあわせたレーションが存在しています。
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