肝臓の味方、タコを食べよう!


2009年07月02日



タコ。蛸。八本足のくねくね軟体動物、たこ。タコ焼きのタコです。

7月2日は七十二候のひとつ、半夏生(はんげしょう)。
あまり知られていないんですが、関西では半夏生の日にはタコを食べる習慣があります。
なので今回の記事のテーマはタコでいってみよう。

西欧ではタコを『悪魔の魚』と呼んで食べない地域もあります。また、ユダヤ教の食事規定でもタコは禁忌とされます。もったいない。
日本じゃもちろんタコ大好き。とくに関西人はたこ焼きで生きています。


タコはタウリンがとても豊富。
タウリンは魚介類に多いアミノ酸で、肝機能をを正常化させる働きがあります。そして肝臓の胆汁酸の分泌そ促進させ、余計なコレステロールを排除してくれます。
また、高血圧予防、糖尿病予防の効果もあります。


ところで。イカ墨スパゲティなど、イカスミ料理はあるのに何故かタコスミ料理はありませんよね。
実はタコスミも味はイカスミとあまり変わらないとされています。
なのに何故タコスミは料理に使われないのかというと、海の中で捕食する時、あるいは敵から逃げる時に墨を吐きますが、この墨には『ペプチド蛋白』という麻痺作用のある成分が含まれていて、そのため料理に使うのはあまり良しとされません。そのほかにもイカスミに比べてタコの墨汁嚢は体から取り出しにくい、などの理由があります。



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