かゆみや栄養など、山芋のあれこれ


2009年07月18日

ヤマイモ。山芋。芋にしてはめずらしく生で食べる事が出来ます。
ナガイモ(長芋)をヤマイモを呼ぶ事もあります。
納豆のように粘り気があるのが特徴で、主にすりおろしてとろろ状にしてまぐろの山かけご飯にしたりお好み焼きの生地に混ぜたりする食べ方が一般的です。


ヤマイモの栄養

ヤマイモは食物繊維が豊富でカリウムも多く含まれています。カリウムは血圧を下げ高血圧予防の効果があります。また、筋肉のエネルギー代謝を助け、だるさを取り除き、夏バテ予防にもなります。
また、便秘解消効果も期待できます。

ヤマイモのネバネバはムチン(粘素)という粘性物質。ムチンは粘膜を潤して胃炎や胃潰瘍から守ってくれ、風邪などの感染症予防の働きもあります。また、たんぱく質の消化吸収を助ける働きもあります。
ヤマイモには澱粉分解酵素のアミラーゼも含まれており、消化を助けてくれます。
これらは熱に弱いので、とろろを出し汁で伸ばす時は出し汁の熱を冷ましてから。


ヤマイモは何故痒いのか

ヤマイモが皮膚につくとかゆみを感じますよね。
これはヤマイモのシュウ酸カルシウムのせい。シュウ酸カルシウムはトゲトゲの針状で、それが皮膚にくっつくと痒みを引き起こします。
なのに何故口の中が痒くならないかというと、唾液がシュウ酸カルシウムを口内から洗い流してくれるから。


ヤマイモはアセチルコリンを含み、
たまにアレルギー症状が出る人がいますので注意が必要です。



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