2009年08月12日
京野菜。
歴史と伝統が育まれた精進料理の都ならではの野菜の発達。
万願寺とうがらし、九条ねぎ、壬生菜(ミブナ)、水菜……。
伝統の京野菜ブランドは料亭などで非常に人気が高く、また、フランス料理やイタリア料理などでもよく使われます。
「京野菜でないと駄目!」というシェフのこだわり。やはり京野菜は他の野菜には無い魅力があるのでしょう。
味や風味だけでなく、栄養面でも優れている野菜が多いのも特徴のひとつです。
なんとなく『京都で作られているから、京野菜』と思いがちですが、
実は京野菜は京都以外でも埼玉、香川などさかんに生産されていて、
水菜は全国あらゆる場所で栽培されています。
全体で見ると京都で生産される京野菜の数はむしろ少ないのだとか。
なので、京都で京野菜として売られている野菜も、実は他県で作られたものだった、なんて事も珍しくありません。
本当に京都で作られている京野菜が欲しければ、産地チェックはちゃんとした方がいいようです。
|