『本みりん』の『本』って?


2009年08月14日

みりん。味醂。
蒸したもち米と米麹と焼酎(またはアルコール)を原料に作られる甘味のある調味料で、風味付け、コク出し、臭み消しのほか、照り焼きなどツヤ出しにも使われます。また、煮物の煮崩れを防止する役割もあります。

『本みりん』と表示されてるみりんがありますよね。では『本』じゃないみりんがあるのでしょうか。

『みりん』も『本みりん』も同じもの。
みりんはアルコール飲料に分類され、(みりんをそのまま飲む人はいないでしょうが…)14%のアルコール分が入っています。大体ワインと同じくらいの割合。
当然、酒類販売の認可を受けていない店では売る事は出来ません。また、酒税がかけられているため値段も高めになります。

そこで登場したのが本みりんではない『みりん風味』調味料。
みりん風味調味料は本みりんと違い、アルコール分を1%に抑えてあり、水飴や化学調味料でみりんに似せて作られています。
みりんではないけれど、みりんに似たみりん"風"って事ですね。
こちらは酒税がかからないので本みりんに比べ値段を低く抑える事が出来ます。
みりんを本みりんと呼ぶのは、このみりん風味調味料と区別するためなのです。

そのほか、本みりんに似ているが塩分が2%ほど含まれる『発酵調味料』もあります。



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