うどん『関東風』『関西風』の違い


2009年08月27日



関東住まいの人が出張で関西に行って、ビックリ。うどんの汁がとても色薄い。しかも黄色。味も薄味。
逆に、関西人が上京してうどんの出汁が濃い、黒いと驚くこともあります。
『日清どん兵衛』や『マルちゃん赤いきつねうどん』も実は、売られている地域によってスープが違います。

関東のうどんは汁が黒く、関西が黄色いのは、醤油の違い。
関東は濃い口醤油を多めに入れ、関西は薄口醤油を少なめに入れます。

醤油の塩分濃度で言えば濃い口が塩分が少なく、薄口は塩分が多めなのですが、入れる量が違うため、関東の方がしょっぱく濃い味になります。
その代わり関西のうどんの汁は出汁の味が濃厚です。

また、関東はかつおぶし出汁が主体、関西は昆布出汁が主体です。

元々関東は鰹ぶしの出汁主体で味付けも濃い味が好まれ、関西は昆布出汁主体の薄味文化です。
その文化の違いがうどんのスープに顕著に現れたのでしょう。

生まれ育った土地の違いで味の好みも決まるものですが、
旅行が出張など機会があれば、味の違いを食べ比べてはいかがでしょうか?
意外と違う味のうどんも気に入るかもしれませんね。



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