鶏ハム(鳥はむ)の作り方・鶏スープの利用法


2010年04月24日



『鳥はむ』を御存知ですか。
ネット発祥の鶏肉加工・調理法で、
誰でも簡単に、ハムのような食感を持つ鶏肉を作れるというものです。

調味料は砂糖と塩だけで作る事も可能で、胡椒やハーブを追加したりと応用もきく上に
安い胸肉で作れる点が経済的。
基本のレシピはムネ肉ですが、モモ肉で作ってもおいしい。


鳥ハム基本レシピ

1.鶏胸肉一枚につき、小さじ1杯ほどの蜂蜜、または砂糖を鶏肉の表面に塗りこみます。
2.大さじ2〜3杯ほどの塩を鶏胸肉にまぶし、すり込みます。
3.コショウ適量(お好みで)を鶏肉にまぶし、同じようにすりこみます。
4.鶏肉をジプロックのような密封出来るビニール袋に、なるべく袋の空気を抜きつつ入れます。
5.密封した鶏肉を冷蔵庫に入れ、二日ほど寝かせます。
6.寝かせた後、袋から取り出した鶏肉を軽く水洗いします。
7.ボウルなどの容器に水をはり、水に対し2〜3%の薄い濃度になるように塩を入れます。
8.7に鶏肉を浸し、30分〜1時間塩抜きします。
9.鍋に(鶏肉が浸る程度の量の)水を入れ沸騰させた後、鍋に鶏肉を入れ、再び沸騰させます。
10.沸騰したら、鍋にフタをし、火を止め6時間放置します。
11.10の鶏肉を冷蔵庫に入れ一晩寝かせます。
12.完成!


完成した鶏ハムは、普通の豚肉ハムと同じように、
薄くスライスしてパンに挟んだり、細かく刻んでピラフやチャーハンに混ぜ込んだり
スープの具にしたりと使い方は様々です。

ハムを作るので日にちはある程度かかりますが、実際の手順はやってみるととても簡単。
3の調味料を揉み込む時にハーブやニンニク、味噌なんかも入れて臭みを消したり風味付けをする作り方もあります。
9の加熱時に鍋に昆布を入れて旨味を加える方法も。
皮付きでも問題がありませんが、あっさりしたのが好きなら皮は取った方がいいかもしれません。

そして忘れてはならないのが、10の鶏肉を加熱する時に出来る副産物の、
うまみが溶けた鶏スープ。
『ゴールデンスープ』と呼ばれたりするこのスープ、利用しない手はありません。

このスープは1〜3のスパイスで風味付けした鶏肉を茹でてるわけですから、その風味が移っています。
なので、風味に合った利用法が良いと思います。
八角を入れたのなら中華料理に…って具合にね。

油を濾せるクッキングペーパーなどで油を取り除いて
中華スープやトマトスープ、カレー、ハヤシ、ビーフシチューやクリームシチュー、クラムチャウダーに使うなど
利用法いろいろ。
しかも鶏のダシが味に深みを加えて、ひじょーに、うまいっ。
おためしあれ。



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