辛味について。目でも辛みを味わう唐辛子


2009年02月15日

あまり料理出来ない私ですけど、
スープに辛味をつけようと鷹の爪を買ってきて、テキトーに刻んでスープに入れたんです。
しばらく経って、その事を忘れた状態で、目に痒みを感じたんでつい、手で目のあたりをこすったんですよ。

いやぁ……。目って辛味を感じられるんですね。

酷い事になりました。目なのにカラい! 目がカラい!
手に唐辛子の破片がついてるような様子は見受けられなかったんですが、目に見えない粒子単位で手に付いてたんでしょうね。
みなさん気をつけて下さい。唐辛子を触った後は手洗いしましょう。でなければ地獄を見ます。


で、辛味ってのは実は味ではなくて痛覚らしいですね。
だから目でもカラかったんですね。

唐辛子の辛味はカプサイシンによるもの。
胡椒の辛味はピペリンによるもので、ピペリンは唐辛子のカプサイシンと同じアルカロイドです。
ワサビ、カラシ、ダイコン、ニンニクなどの辛味はアリル化合物によるものです。
ニンニクが辛いってピンと来ない人いますか? ニンニクの辛味をナメから酷い目に遭います。というか遭いました。激痛でした。全部がそうではないんですが極まれに容赦の無い辛味を持つニンニクがあるようです。それ以来私はニンニクに恐怖を感じるようになったのです。ちょっとしたドラキュラ化です。
で、生姜の辛味はジンゲロールとかショウガオールで、山椒の辛味はサンショオールによるもの。
と、それぞれ違う辛味物質によるものなんですね。

だから、ワサビの辛味は全然平気な体質の人でも唐辛子の辛味は凄く苦手だったりするケースが結構あります。



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