2009年06月16日
以前、懐石料理の語源の記事でもすきっ腹にお茶を飲むのは刺激が強いと書きましたが、
どうして空腹時にお茶を飲むのは良くないのでしょうか。
たしかに空腹時にお茶を飲むと胃がムカムカしますよね。
お茶に含まれるカフェインには、胃酸分泌を促す働きがあり、胃の中がカラの状態で胃酸が分泌されると、胃壁がモロに胃酸を浴びてしまいます。
胃酸は強い酸性の消化液。これが胃を傷つけるのです。胃液が胃壁を傷つけると胃潰瘍の元ともなりますので注意が必要です。
この胃酸分泌促進効果は、逆に食後にお茶を飲むと食べた物の消化を助けてくれます。
食後には一杯のお茶、あるいはコーヒー、紅茶を飲みたくなりますが、これは理にかなってる事なんですね。
ちなみに。
カフェインはコーヒー以外にも、
緑茶、烏龍茶、紅茶に含まれている事は知られていますが、
麦茶にはカフェインが含まれていません。
カフェインを気にする方でも麦茶は心配せずに飲めますよ。
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