囲碁の碁盤は、実は正方形では無い


2008年07月08日

囲碁。碁。
みなさん御存知、碁盤とよばれる台の上で白と黒に分かれた石を打つ、古くから親しまれたメジャーなゲームです。

碁はあまりに古くから存在するため、起源の詳細は判明していませんが、中国春秋時代(紀元前770年〜紀元前403年)にはもう記述が残っています。
日本に入ってきたのは、これもハッキリとは分かっていませんが奈良時代にはもう日本でも碁が広く打たれていました。

碁が日本に入ってきた当時の碁盤のサイズは縦・横同じの正方形でしたが、現代の碁盤は縦と横で長さが違います。
例えば、よく使われている19路盤は縦45.5cm、横42.4cm。ほんの少し長方形になっています。

碁盤が長方形にしたのは江戸時代の有名棋士、本因坊算悦(ほんいんぼうさんえつ)さん。
これが現代にも受け継がれ、今でも碁盤は長方形と決められています。

何故長方形にするのかというと、対局する相手との距離を少しあけて碁に専念できるようにしたとのこと。
あまり相手との距離が近いと気がそがれてしまう、という気分的な理由だそうです。


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