水分補給の仕方。脱水症予防や熱中症対策に


2009年06月04日

これからの季節、気をつけたい、熱中症、脱水症。
まずは、予防の為の水分補給について考えたいと思います。

夏は特に水分補給が大切です。
水分が不足すると血液がドロドロの状態になってしまい、詰まりやすくなります。
そうなると脳梗塞や心筋梗塞の危険も増します。

大体、1日に1.5〜2.0リットルの水分をとる事が推奨されています。
一度で体内に吸収出来る水分量は限られていますから(200ミリリットルほど)、回数を分けてこまめな水分補給が大切です。

外出時、運動して汗をかいた時、
入浴前と後、
夜寝る前と朝起きた後など
体から水分が失われやすい時はちゃんと水分を取るようにします。

特に、長時間の外出で、自動販売機や飲食店が無い場所に行かなければならない場合などはペットボトルか水筒を持参したいところ。

汗で塩分も体の外に出ますから、汗をかいた時の水分補給には塩分の含まれるスポーツドリンクがあるといいですね。
ただ、室内でじっとしているなど特にエネルギーを消費していない状態で糖分が含まれるスポーツドリンクを多量に飲むと糖分の取りすぎになってしまう場合があるので注意。これはジュースと同じです。

注意したいのが、アルコールを含むビールなどの酒類。これは水分補給になりません。
利尿作用があり、逆に水分が体から失われます。


体内の水分が足りなくなると、脳は『咽喉が渇く』という危険信号を送ってくれます。
これによってちゃんと水分補給が出来るのですが、
年をとるにつれてこの感覚はだんだん鈍ってきます。
高齢者の方だと水分不足の状態なのに咽喉の渇きを感じず、水分をとらないままになってしまうケースがあるので、
咽喉が渇かなくても、一日1.5リットル未満しか飲んでないのであれば、意識してなるべくこまめに水分をとるように心がけます。


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