健康豆知識

栄養たっぷり、たまねぎの健康効果

身近な野菜、たまねぎ。
人とたまねぎの付き合いは古く、紀元前のエジプトではすでにたまねぎは食されていました。

たまねぎは健康にいい、とくにドロドロ血を防いでくれる事でよく知られていますが、ただその効能も調理の仕方によっては失われてしまうので注意が必要です。

 

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血栓キラーの硫化アリル

タマネギは野菜の中ではトップクラスの糖質を含み、疲労回復にいいとされています。
生で食べたときに甘みを感じないのは硫化アリルが及ぼす辛みが甘みを打ち消すため。
加熱すると甘くなるのは、この辛み成分の硫化アリルが甘みを持つプロピルメルカプタンに変化するからです。

硫化アリルには血液凝固作用を遅らせる働きがあり、血栓が出来るのを防いでくれて、 動脈硬化予防や高血圧予防の効果も期待できます。

 

硫化アリルの効能は抗血栓だけじゃない

さらに、硫化アリルは糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1の吸収を高め、
胃の消化液の分泌を促し、食欲不振を解消し疲労回復効果を発揮してくれます。
また、強い殺菌力を持ち、玉葱を長持ちさせてくれる効果もあります。

 

加熱すると硫化アリルは消えてしまう

これらの硫化アリルによる血液サラサラ効果を望むのであれば、加熱は控えて生で食べるのがベスト。
薄くスライスしてサラダに混ぜドレッシングでいただくか、マリネにして食べると食べやすい。
それでも辛味のせいで食べ難いと感じるなら、効果は多少減少しますが、サッと湯通しすれば食べやすくなります。

また、玉ねぎの硫化アリルは水溶性なので水にさらしても減ってしまいます。
また、玉ねぎを切ると涙が出てくるのはこの硫化アリルが目を刺激するため。


ちなみに、硫化アリルは玉ねぎ以外にも、にんにくやネギ、ニラなどに含まれています。

 

ビタミンB1と一緒に食べる

硫化アリルと相性がいいビタミンB1。 ビタミンB1は豚肉や大豆、タラコに多く含まれています。
サラダやマリネにベーコンやハムを入れたり、茹で大豆を入れたり、たらこドレッシングをかけて食べるのもgood。

 

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