健康豆知識

たまに耳にする、活性酸素とはなに?

活性酸素とは

 

活性酸素という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
美容や健康にとって有害なものであることは漠然と知っていても、それ以上のことはよく知らないという方もなかにはいらっしゃると思います。

 

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活性酸素の動きと、その影響。そして除去する方法は?

美容と健康に気をつけるなら、活性酸素対策はしておくべきだとよく言われています。
老化や病気を引き起こすと言われている活性酸素。一体、身体の中でどういうことになっているのでしょうか。

 

不安定な状態にある酸素

活性酸素は、とても不安定な酸素と考えてください。
自然界には、O2(酸素)という形で安定しているのですが、この結合に実は問題があります。
酸素同士が2つ繋がっている時は、この安定のためにそれぞれ2つづつの腕を出して繋がっています。
活性酸素と言われているものは、このつながっている腕が一つまたは、2つ手を離してしまっている状態で、早く安定したくて周りにあるものと何でも結合しようとしているのです。

 

有害な物質に変化させる

体の中にできた活性酸素はとても結合しやすい物質なので、他の分子を攻撃して結合する相手を強引に奪ってしまうのです。
そうなると、奪われた側はどうなるかというと、体の中で有害な物質に変わってしまうのです。

一番、よく狙われてしまうのは多価不飽和脂肪酸と言われるもので、活性酸素に攻撃されると、「過酸化脂質」という有害な脂質に変わってしまいます。
この過酸化脂質は、一度生まれてしまうと、あっという間に増えてしまい、細胞膜の中に埋まっているタンパク質やコラーゲンさえも酸化させて有害な物質にしまうのです。

細胞の中で酸化が進むという事は、その細胞が死んでしまったり、本来の働きが出来なくなったりすることを意味します。場合によっては、ガンの発生の原因にもなってしまいます。

 

抗酸化能力はあるものの…

活性酸素が体の中に出来ないように、また、出来ても簡単に細胞膜から入り込まないように強いバリアを作る必要があります。

本来、人の体は活性酸素を作らないようにする能力はあります。
けれども、活性酸素は加齢やストレスだけでなく、紫外線や排ガス、食品添加物なども活性酸素を作ってしまう原因になります。
いくら体の中にもともと活性酸素を作らない機能があっても、それ以上の外からの刺激と、加齢には抗いきれないものがあります。

 

ではどうすればいいか

普段の生活で活性酸素が出来るだけできないように気をつけ、抗酸化物質を上手に摂ることで、細胞膜に強力なバリアを作り、細胞が老化しないように心がけることが重要です。

そのためには、ビタミン・ミネラル・酵素・タンパク質などの抗酸化物質を上手に摂って、活性酸素が体の中にできてもすぐに防御できたり、活性酸素を消してしまう働きを準備させておく必要があります。

自然食品や、無添加物、ビタミン・ミネラル・タンパク質・発酵食品がいいと言われるのは、老化のもとの活性酸素が出来ないようにするために必要な食品だからなのです。

 

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